膣ヒアルロン酸施術は何回必要?施術回数と効果の関係
膣ヒアルロン酸とは、膣壁の内部にヒアルロン酸を注入することで、膣の引き締めや潤いの向上を目指す治療のこと。メスを使わず手軽に受けられる上、ダウンタイムもほとんどないことから、近年、膣のゆるみにお悩みの女性たちから注目を集めています。
多くの場合、1回のでも一定の効果を実感しますが、十分な効果を得るためには複数回の施術が必要となる場合もあります。また、いつまでも効果を持続させたい場合には、定期的に再施術を受け直すことも必要です。
当ページでは、膣ヒアルロン酸の施術回数について、多くの女性が気になっているポイントを解説しています。
膣ヒアルロン酸注入の仕組みと効果
膣壁にヒアルロン酸を注入すると、膣の引き締め効果が期待できます。そのメカニズムと効果の持続期間について見てみましょう。
なぜヒアルロン酸で膣が引き締まるのか?
ヒアルロン酸は、その高い保水力で知られる成分。1グラムのヒアルロン酸に対して、6リットルもの水分を蓄えられると言われています。
もともとヒアルロン酸は人の体内に存在する成分ですが、加齢とともに、その分泌量が少しずつ減少。膣壁の内側にあるヒアルロン酸も減り、保水力が減少して膣がブカブカになっていきます。
その状態に対して人工的にヒアルロン酸を注入することで、再び膣壁の内側には保湿力が回復。水分で膣がふくらみと弾力を帯び、膣道が狭くなって膣が引き締まることとなります。
効果がどのくらい持続するか
注入したヒアルロン酸は、時間とともに少しずつ体内へ吸収され、やがて膣の引き締め効果は消滅します。半永久的に効果が持続するわけではない点は理解しておきましょう。
効果の持続期間は、一般的に数か月から1年ほど。膣の状態、注入する製剤の種類、患者の体質や生活習慣等により、効果の持続期間には差があります。より長く効果を持続させたい場合には、効果の薄れてきたタイミングで、再度ヒアルロン酸を注入することになります。
施術回数を左右する要因
1回の施術でもある程度の効果を実感できる膣ヒアルロン酸注入ですが、多くの場合、複数回の施術を受けるようクリニックから提案されるでしょう。複数回の施術を受けることとなる理由は、主に次の3点です。
個人差(年齢・膣の状態・目的)
過去の出産回数や年齢などの影響で、膣のゆるみや乾燥が極端に進んでいる場合には、1回の施術のみで満足できる効果を得ることは難しいでしょう。
また、術後に期待する目的(締まりを強くしたい、潤いを増やしたい、尿漏れを改善させたい、性交痛を解消したい、など)によっても、適切な施術回数が異なる場合があります。
医師と綿密に話し合った上で、最終的に望ましい施術回数を導き出す形となります。
使用するヒアルロン酸の種類
効果の持続性が長くヒアルロン酸製剤を使用すれば、その分だけ施術回数が減る可能性もあるでしょう。逆に、効果の持続性が短いヒアルロン製剤を使用すれば、結果として施術回数が増えるかもしれません。
傾向としては、価格の高いヒアルロン酸製剤は効果の持続性が長く、価格の安いヒアルロン酸製剤は効果の持続性が短いとされています。コスト重視で安いヒアルロン酸を注入しても、長期的には逆にコスト高になる恐れもあるので注意が必要です。
医師の方針と施術プラン
膣ヒアルロン酸に対する医師個人の方針により、施術回数に差が生じることもあります。たとえば「1回やってみて、様子を見ながら2回目、3回目を検討する」という医師もいれば、「初めからトータルの注入量を決めて、2~3回に分けて注入する」という医師もいます。
なお、初めからトータルの注入量を決めて施術する場合、1度に全てを注入する方法よりも、複数回に分けて注入したほうが組織への負担が小さい、という考え方もあります。
施術回数の一般的な目安
施術回数に関して、よく見られるパターンを3つほど確認しましょう。
1回の施術で満足できるケース
膣のゆるみや乾燥が軽度の場合、1回の施術だけで十分な改善を実感できることもあります。
複数回の施術を受ければ、その分だけ費用が増し、またダウンタイムの期間も長くなります。なるべくトータルでの負担を抑えたい人にとっては、1回の施術で終わることが理想的でしょう。
定期的なメンテナンスが必要なケース
ヒアルロン酸注入の効果は数か月から1年ほどで薄れてくるため、引き続き効果を持続させたい場合には、効果が薄れるタイミングに合わせて定期的に施術を受ける必要があります。
出産や加齢などの影響でホルモンバランスが大きく変化している方は、膣の状態を確認しながら定期的にメンテナンスを受けるよう推奨されます。
複数回に分けて注入するケース
初回の施術でベースとなるヒアルロン酸を注入し、数か月後、理想の締まり具合に調整するための追加注入を行う、というパターンも見られます。「期間」ではなく「膣の状態」を基準に、注入のタイミングや量を検討する形です。
常に膣の締まり具合を安定的に保ちたい方には、この方法が適しているかもしれません。
施術間隔とタイミング
膣ヒアルロン酸を複数回受ける場合の施術間隔、および、施術のタイミングについて考慮しておきたい点を確認しておきましょう。
施術間隔の目安
効果の持続期間は、個人によって数か月から1年ほどまでと差があるため、適切な施術間隔の目安は個人によって変わる、と考えることが基本です。この基本を踏まえた上で敢えて言うならば、多くの方は3~6か月ほどの間隔で追加施術を検討しているようです。
なお、少しでも高い効果を得たいとの期待から、短めの間隔で再施術を検討する方もいるようですが、あまり早い段階の施術は、腫れや製剤の吸収状態が安定していないためおすすめできません。早すぎる再施術は、希望と異なる結果となる可能性があるのでご注意ください。
ライフイベントとの兼ね合い
現在妊娠中で出産を予定している方は、基本的に膣ヒアルロン酸注入を受けられません。現在妊娠している可能性のある方も、胎児への影響を考慮すれば、膣ヒアルロン酸を受けるべきではないでしょう。また、身体的には問題がなかったとしても、旅行や出張などで施術のスケジュールを確保しにくい方は、よく施術のタイミングを検討する必要があります。
医師に相談の上、長期的な視野から適切な施術タイミングを考えてみましょう。
効果を長持ちさせるためのポイント
膣ヒアルロン酸の効果を長持ちさせるための3つのポイントをご紹介します。
骨盤底筋トレーニングの併用
膣ヒアルロン酸と骨盤底筋トレーニングを併用することで、膣のしまり効果が長持ちすると言われています。
骨盤底筋トレーニングとは、いわゆる「膣トレ」のこと。骨盤の下にある筋肉群を鍛えることで、膣を含めた周辺組織の強化を図るトレーニングです。
トレーニング法は簡単なので、ジムに通う必要はありません。自宅で手軽に&ノーコストでできるトレーニングなので、膣ヒアルロン酸を受ける方は、ぜひ併用してみましょう。
生活習慣の見直し
膣のゆるみにつながる要因として、膣の老化のほかにも、血行不良や代謝不良が挙げられます。
無理なダイエットや喫煙、不規則な生活習慣、栄養バランスの偏った食習慣、運動不足などは、血行不良と代謝不良を招き、せっかく受けた膣ヒアルロン酸の効果を低下させる恐れがあるのでご注意ください。
生活習慣全般を見直すことは、膣ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせる大事なポイントです。
適切なクリニック選び
膣の状態を的確に診断し、適切なヒアルロン製剤の種類と量を見極め、個々の患者に応じて必要な部位に必要な量だけ注入する技術は、一朝一夕で得られるものではありません。ヒアルロン酸注入を含め、一般にプチ整形と言われる注入系治療は、医師の技術力に結果が大きく左右されることを十分に理解しておきましょう。
少しでも膣ヒアルロン酸の効果を長持ちさせたいならば、症例の豊富な信頼できるクリニックを選ぶことが大切。術後のアフターフォロー体制もしっかりと確認の上、患者に対して誠実なクリニックを選びましょう。
Q&Aセクション
「1回で効果を実感できない場合はどうしたらいいの?」
施術後、すぐに効果を実感できない方もいるため、まずは1~2か月ほど様子を見てください。様子を見ても効果を実感できない場合には、医師と相談の上、再施術を検討します。
「複数回施術すると費用が高額になる?」
当初の予定よりも施術回数が増えた場合や、当初の予定よりもヒアルロン酸の注入量が増えた場合、その分だけ費用は高くなることが一般的です。
費用面の不安を感じている方は、事前に分割払いや再施術割引の有無などを確認しておくようにしましょう。
「ヒアルロン酸が体内で吸収されにくい人もいる?」
体質等の個人差により、ヒアルロン酸の吸収スピードが異なることもあります。また、体に吸収されにくいタイプのヒアルロン酸製剤も存在します。カウンセリングの際、医師に確認・相談してみましょう。
まとめ
膣ヒアルロン酸の施術回数については、1回で十分という方もいれば、複数回受けたほうが良いという方もいます。患者それぞれの膣の状態やライフスタイル、使用するヒアルロン酸製剤の種類、医師の方針などにより、適切な施術回数は異なることを理解しておきましょう。
効果を長く持続させるためには、定期的にカウンセリングを受けること、しっかりとアフターフォローを受けることが大切。自身の効果の持続状態や体調などに合わせ、適切な施術回数・間隔を提案してくれる信頼できるクリニックを選びましょう。







