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注入法による膣縮小術

膣のゆるみ解消や、締まりをよくしたいとお考えなら、注射による治療で膣内に傷跡が残らない注入法による治療がおすすめです。詳しい治療方法とその種類、メリット・デメリットを解説します。

注入法の治療内容とは?

まず、注入法による治療は、膣の広がりが比較的軽度な方におすすめです。 膣の内側の壁(粘膜下層より奥の筋肉層)にヒアルロン酸や、やわらかいゼリーのような素材であるフィラーを注入することで、広がった膣内腔を狭くする方法になります。

液体が注入された分だけ、物理的に内腔が狭くなり、引き締めがよくなるわけです。施術時には局所麻酔を行うため、痛みはほとんど感じません。素材により、1~2年保つものから、半永久的に効果が持続するものまであります。(※個人差があります)

注入法のメリット・デメリットとは

メリット

メスを使用しないため傷跡が残らない
術後の通院が不要
施術は短時間で終わり、入院も不要
将来的な出産への影響がない

デメリット

2~3回程度注入をしないと、満足のいく結果が得られにくい場合がある
効果がなくなるたびに施術を行う手間がある
ヒアルロン酸は1~2年ほどで吸収されるため、効果が持続しない
何度も施術を行う場合、トータル的なコストが高くなる

注入法の治療名

オリジナルハイドロフィラー

膣内専用の、ヒアルロン酸を注入する方法で、1~2年は効果が持続するとされています。 膣縮小治療では、バスト用のヒアルロン酸で代用する場合もありますが、オリジナルハイドロフィラーは膣内専用のヒアルロン酸であるため、長持ちしやすいのが特長です。

プレミアムボリュームフィラー

ゼリーのような感触の注入素材で、ヒアルロン酸よりも長期的に形を保ちやすくなっています。2年経過後も、約70%の引き締め効果が持続すると言われています。体内に物質が残ることにはなりますが、より長い効果を得たい方におすすめです。

韓国式パールフィラー

非毒性の安全素材から作られたフィラーで、一度注入すると効果は半永久的に持続します。万が一の際には取り出し可能な点も、ほかの素材にはないメリットです。 韓国では急速に人気が高まっている、短時間かつ痛みの少ない施術となっています。

脂肪注入(脂肪細胞注入)

脂肪注入(脂肪細胞注入)とは、自分の腕やお尻、お腹などから脂肪を吸引して採取し、その脂肪細胞を膣の粘膜に注入することで、膣の内腔を狭くする膣縮小の治療法です。妊娠・出産・加齢などでゆるんでしまった膣に効果があります。

注入材には、自分自身の脂肪を使っているので違和感がありません。そして、脂肪細胞はヒアルロン酸のように吸収されないので、効果を持続させることができます。

施術は一般的に、注射器を用いて採取した脂肪を注入する方法がとられます。比較的短時間で行うことができ、メスを用いないので傷跡や痛みも少なく済みます。

注入法による膣縮小の費用相場

注入法による膣縮小には大きく分けて二つの方法があり、値段にも違いがあります。安価なのはヒアルロン酸を注入する方法で相場は15万円程度、脂肪細胞を注入する場合の相場は23万円程度となっています。

どちらもフィラーを注入するという点では変わりませんが、脂肪注入では事前に脂肪の採取が必要になるので、相場もお高め。一方、相場が安いヒアルロン酸注入は、施術後、徐々にヒアルロン酸が吸収されてしまいますので、定期的な施術が必要になります。

注入法のリスク・副作用・注意点

ヒアルロン酸注入による膣縮小のリスク・副作用・注意点

効果が半永久的には続かない

ヒアルロン酸は体内にもともと存在する成分のためアレルギー反応が出ることはほとんどありません。施術後は、その直後から効果が実感できますが、3か月から1年ほどかけてゆっくりと体内に吸収されていきます。

そのため効果は半永久的なものではなく、持続させるためには定期的に施術を受けていく必要があります。比較的安価な値段設定になっている場合もありますが、持続期間などを総合的に考えるとトータルコストが高くなる場合があります。

しこりによる形状変化のリスク

ヒアルロン酸が体内へ吸収されていくスピードは、部位や注入方法によって変わります。完全に吸収されずに残ってしまうこともあります。その残ってしまったヒアルロン酸がしこりとなり、場合によっては膣の形状が不自然になってしまうケースもあります。

こういったトラブルは質の悪いヒアルロン酸で起きやすいため、極端に安価なヒアルロン酸注入は避けたほうが無難です。

脂肪注入による膣縮小のリスク・副作用・注意点

脂肪の定着率には個人差がある

注入した脂肪細胞が100%定着することはありません。個人差がありますが40%~90%とばらつきがあり、人によっては複数回の施術を受けなければ満足のいく成果が実感できない場合もあります。

その都度費用も時間もかかり、負担が大きくなるといったことも考えられます。

感染症のリスクがある

脂肪注入による失敗例として挙げられるのが感染症です。脂肪を吸引して抽出した脂肪細胞を膣内に注入する際、雑菌が混入してしまうことで起こります。

脂肪採取や注入の際の技術の進歩で安全性が高まり、リスクは低くなってきていますが、もし感染症が起きてしまうと、腫れ・痛み・発熱などの症状が出て、炎症の範囲が広くなると「蜂窩織炎」や「敗血症」といった命にかかわる重大なトラブルになることもまれにあります。

こうしたリスクを避けるためには、衛生環境が整えられている、信頼できるクリニックで施術を受けましょう。

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