ヴィーナスハイフ(ウルトラヴェラ)による膣縮小治療
女性器専用超音波治療機器「ウルトラヴェラ」を用いた「ヴィーナスハイフ(V-HIFU)」は、超音波エネルギーによって発生する熱を用いて、膣に引き締め効果を与えます。治療内容や、治療にかかる費用・時間、ダウンタイムの有無のほか、メリット・デメリットについて解説します。
ヴィーナスハイフについて
- 治療内容
ヴィーナスハイフの「ハイフ(HIFU)」は、Higu Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波治療法)の略です。これまで高周波やレーザーによる治療で満足のいく効果を得られなかった方にぜひおすすめしたい、画期的な治療法です。
ヴィーナスハイフから照射される超音波エネルギーは、膣内の粘膜下、筋層にまで届きます。これは、従来の治療法では手術でしか届かなかった箇所です。膣粘膜の奥深くまで効果的に熱を与え、かつ膣粘膜を傷つけることなく、効果的に引き締めます。
ヴィーナスハイフが発する熱温度は、65~70℃です。これはコラーゲンの分解・再構築を行うにあたりもっとも適しているとされている温度で、膣内に傷を残さずに引き締めます。なお、施術中は膣内に麻酔クリーム塗るため、痛みはほぼ感じません。
- 費用相場 20万円前後
- 所要時間 30分程度
- ダウンタイム
ほぼなし。シャワーや入浴、飲酒や運転も問題なく、いつもどおりに日常生活をお送りいただけます。性交渉・タンポンの使用は24時間お控えください。
ヴィーナスハイフのメリット・デメリット
メスを使用しないため傷跡が残らない
手術でしか届かない筋層にまで熱を送ることが可能
レーザーや高周波治療で満足できなかった方でも効果を得やすい
ダウンタイムがほぼない
デメリット
膣のゆるみが重度な場合、複数回に渡って施術を行う必要がある
効果の持続期間は1年程度となるため、定期的に施術が必要
何度も施術を行う場合、トータル的なコストが高くなる
ヴィーナスハイフに用いるウルトラヴェラとは
膣縮小治療・ヴィーナスハイフの施術時に用いるウルトラヴェラとは、「HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)」と呼ばれる技術を用いた機器。切開不要、痛みもほとんどなく、短期間のダウンタイムの膣縮小治療を可能にするものです。
ウルトラヴェラによる膣縮小のメカニズム
ウルトラヴェラによる治療を行なった場合、どのようなメカニズムで膣の引き締めが行われるのかをご紹介します。
膣内のターンオーバーを促進して膣内を引き締める
ウルトラヴェラを膣内に挿入し、HIFUのエネルギー(超音波)を照射します。すると、そのエネルギーは筋膜まで届き、70℃前後の熱で古くなってしまった組織を破壊。するとその場所では新陳代謝が促されることによって、ターンオーバーと呼ばれる組織の生まれ変わりが促進されます。この流れによって新しい組織が生み出されて膣内が引き締まり、弾力のある膣を手に入れることができます。
HIFUのエネルギーは深いところまで届く
ウルトラヴェラを使用するメリットとして、HIFUのエネルギーは深いところまで行き届くという点が挙げられます。そのため、表面を傷つけることなく深い部分までエネルギーを送り、幅広い部分まで効果をもたらすことが可能です。 施術後、効果を感じられるまでにはおよそ2〜3週間、また個人差はあるものの効果は1年間ほど持続するとされています。
ヴィーナスハイフの施術方法
ウルトラヴェラを用いたヴィーナスハイフの施術では、膣内にハンドピースを挿入して膣全体にHIFUエネルギーを照射します。痛みを感じることはほとんどありませんが、クリニックによっては麻酔を使用できる場合もありますので、不安な場合はあらかじめ確認しておきましょう。
施術をスムーズに進めるためにも、ハンドピースに専用のゼリーをたっぷり塗った上で挿入します。照射後はハンドピースを回転させながら膣全体にHIFUのエネルギーを照射しますが、時々温かみを感じる程度なので痛みを心配する必要はありません。
膣壁全体にエネルギーを照射して施術は完了します。所要時間は20分程度と非常に短時間なので、患者自身にかかる負担はほとんどありません。また、施術前の剃毛は不要です。
ヴィーナスハイフによる膣縮小が受けられるクリニック
当サイトで紹介している膣縮小治療のクリニックの中から、ヴィーナスハイフに対応しているクリニックを紹介します。※2021年6月時点の調査情報を元にしています。※随時更新予定
みどり美容クリニック・広尾
みどり美容クリニック・広尾で受けられるヴィーナスハイフの特徴
超音波を使って膣を引き締める治療法です。手術では届かなかった膣内壁の筋層にまで超音波エネルギーを送り込み、極小範囲の熱ダメージを作ります。患者さまひとりひとりの膣内の厚みに応じて最適と考えられるカートリッジを使用するため、最大限の効果を実感いただけるでしょう。
さらに効果を高めたい方におすすめの、ダブルVタイトニング(ヴィーナスハイフ+インティマレーザー)による治療も提供しています。
滿行 みどり 医師
2001年、佐賀医科大学医学部卒業。九州大学医学部付属病院、佐賀県立病院、聖心美容外科(院長・全国診療医長を歴任)、THE CLINIC TOKYO院長などを経て、2010年、みどり美容クリニック・広尾を開院しました。
聖心美容外科の勤務時代には、特に女性器形成術と脂肪吸引術の症例を豊富に蓄積。現在でもなお、特にレーザーを使った女性器形成術を得意としているドクターです。DVL(外陰部形成レーザー手術)とLVR(膣引き締めレーザー手術)の資格を保有。
みどり美容クリニック・広尾の基本情報 | |
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所在地 | 東京都渋谷区広尾5-16-2 KITAMURA65KAN 3F 東京メトロ日比谷線「広尾」駅 2番出口より徒歩1分 |
診療時間 | 10:00~19:00 〔完全予約制〕 年中無休 |
施術料金 | 217,800円 |
医師 | 院長:満行(みつゆき)みどり先生(女性医師) |
クリニックの電話番号:03-5789-1107
銀座ケイスキンクリニック
銀座ケイスキンクリニックで受けられるヴィーナスハイフの特徴
銀座ケイスキンクリニックに務める女性医師が、実際に施術をお互いの体に行って効果を検証。そのうえで、患者さまにも治療を施しています。
ヴィーナスハイフには、膣のゆるみはもちろん、尿漏れの悩みも解消してくれる効果も。女性医師にすら相談しにくい悩みを温かく受け入れるような環境づくりを目指し、プライバシーにもしっかり配慮して治療にあたっています。
慶田 朋子 医師
1999年、東京女子医科大学医学部卒業。同大学大学院、聖母会聖母病院皮膚科、某美容クリニックを経て、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニックを開院。2011年に有楽町から銀座へ移転する形で、銀座ケイスキンクリニックを開院しました。
メスを使わない美容医療が銀座ケイスキンクリニックのこだわりの一つ。レーザーや光などによる照射系治療と、ヒアルロン酸やボトックスなどによる注入系治療を中心に、体への侵襲の少ない美容医療の提供を心掛けています。
銀座ケイスキンクリニックの基本情報 | |
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所在地 | 東京都中央区銀座1-3-3 G-1ビル5F・6F |
診療時間 | 11:00~19:00 〔完全予約制〕 休診日:日曜日・祝日 |
施術料金 | 180,000円(初回トライアル価格) ※通常:200,000円~ |
医師 | 院長:慶田 朋子先生(女性医師) |
クリニックの電話番号:0120-282-764