ダブルVタイトニングによる膣縮小治療
ダウンタイムが3日間と短い画期的なレーザー治療機器「Vタイトニングレーザー」と、女性器専用超音波治療機器「ヴィーナスハイフ」を同時に照射する治療法「ダブルVタイトニング」。治療内容や、治療にかかる費用・時間、ダウンタイムの有無のほか、メリット・デメリットについて解説します。
ダブルVタイトニングについて
治療内容
ダブルVタイトニングは、レーザー治療のVタイトニングレーザーと、超音波治療のヴィーナスハイフを合わせて照射する治療法で、主に膣のゆるみや萎縮に関連した症状の改善を目的としています。この治療法は、膣の弾力を取り戻し、潤いを改善する効果が期待されており、加齢や出産による膣機能の低下が気になる方に特に効果的です。
Vタイトニングレーザーが、膣粘膜の上皮から粘膜下層にまで効果的に熱を与えるのに加え、ヴィーナスハイフが筋層にまで深く超音波エネルギーを照射。レーザーと超音波いずれか一方の治療のみを行う場合と比べ、より高い効果を実感いただけます。
施術中は麻酔クリームを膣内に塗るため、痛みはほぼなし。この麻酔クリームには一般的にリドカインやプリロカインが含まれており、局所的な感覚を麻痺させる働きをします。ただし、これらの成分に対するアレルギー反応が稀に報告されているため、施術前に医師と相談し、アレルギー歴を確認することをおすすめします。治療直後は多少の違和感を覚える方もいらっしゃいますが、ダウンタイムも短く済み、膣内への負担も少なめです。
膣粘膜の厚みやゆるみ度合いに合わせ、それぞれの照射レベルは調整可能です。患者さまひとりひとりにオーダーメイド施術を受けられます。手術以外の方法で、より高い引き締め効果を得たい方におすすめの治療方法です。
費用相場
35万円前後(施術の回数や使用するオプションにより変動する可能性があります。例えば、追加の照射セッションや特定のケアオプションを選択する場合、費用が高くなる場合があります。)
所要時間
30分~1時間程度
ダウンタイム
3日間程度。ダウンタイム中はおりものが増える傾向が見られるので、ナプキンやおりものシートのご使用がおすすめです。また、通気性の良い下着を選ぶことで不快感を軽減できます。さらに、感染リスクを避けるため、この期間は湯船への入浴を控え、シャワーでの清潔を心がけてください。
施術の流れ
-
カウンセリング
専門医が患者の悩みや希望を詳細に聞き取り、治療方法が適切かを確認します。患者の健康状態やライフスタイルも考慮して最適な提案を行います。 -
消毒と麻酔
局所麻酔を行い、施術部位を徹底的に消毒します。これにより、施術中の痛みを最小限に抑え、安全性を確保します。 -
注入
特殊な注射器を使用して、膣壁にパールフィラーを丁寧に注入します。注入量や位置は患者の希望や医師の診断に基づいて調整されます。 -
施術後の確認
施術が終わった後、異常がないかを確認します。その後、アフターケアについて詳しい説明を受けます。
Vタイトニングレーザーの注意点
メスを使わない負担の少ない施術のため、術後のダウンタイムやリスクはほとんどありません。施術当日からいつも通りの生活に戻ることができます。
まれにオリモノの増加やむくみ、尿漏れなどが起きるケースもありますが、一時的な症状ですので問題ありません。不安な場合は施術を受けたクリニックで相談してみましょう。
ダブルVタイトニングのメリット・デメリット
メリット
VタイトニングレーザーとヴィーナスハイフがWで作用し、より高い効果を得られる
メスを使用しないため、膣内にかかる負担が軽度で済む
1回の施術で効果が得られる
性交渉によりパートナーにバレる可能性が限りなく低い
デメリット
ダウンタイム中におりものが増える傾向がある
効果の持続期間は1年程度となるため、定期的に施術が必要
効果がなくなるたびに施術を行う手間がある