ボリュームフィラーによる膣縮小治療
ボリュームフィラーは、別途ご紹介したハイドロフィラーと同様、膣内専用のヒアルロン酸です。注入法治療で用いられる素材で、膣内に注射し、膣に引き締め効果を与えます。治療内容や、治療にかかる費用・時間、ダウンタイムの有無のほか、メリット・デメリットについて解説します。
ボリュームフィラーについて
- 治療内容
ハイドロフィラーより弾力があり、形状記憶力も優れています。膣内に圧がかかっても周囲に流れることなくその場に留まるため、自然な引き締めを感じることが可能です。性交渉の際に感じる弾力も、より自然なものとなっています。
効果持続も長めで、2年経過後も約70%保たれているとされています。
物質が吸収されず体内に残り続けるという点で、その他の膣用ヒアルロン酸と比べ抵抗は残るかもしれません。しかし、それを踏まえた上でより長い効果持続を希望する方にはおすすめです。
膣のゆるみ解消治療は、その施術方法により閉経後には受けられなかったり、膣粘膜の厚さにより効果を得にくかったりする場合があります。しかし、ボリュームフィラーなどを用いる注入法による施術では、さまざまな条件をお持ちの方でも幅広く治療を受けることが可能です。
- 費用相場 25万円~40万円前後
- 所要時間 10分程度
- ダウンタイム
ほぼなし。シャワーや入浴は当日から可能。ただし、2~3日は出血の可能性があるため、ナプキンをお使いください。性交渉は、クリニックにより当日からOKな場合もあれば、しばらく控えるよう案内される場合もあるため、要確認です。
ボリュームフィラーのメリット・デメリット
メスを使用しないため傷跡が残らない
術後の通院が不要
施術は短時間で終わり、入院も不要
将来的な出産への影響がない
デメリット
2~3回程度注入をしないと、満足のいく結果が得られにくい場合がある
効果がなくなるたびに施術を行う手間がある
ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、半永久的な効果持続はない
ヒアルロン酸が溶けると膣内の形状が不自然になることがあり、パートナーに気付かれるケースがある