ヒアルロン酸による膣引き締め治療でしまりはどの程度改善できる?
膣のゆるみが気になる方、膣のしまり改善を図りたい方に向け、膣ヒアルロン酸注入をご紹介します。
近年、ストレスを受けやすい社会的背景やライフスタイルの多様化により、骨盤底筋が弱くなって膣のゆるみを実感している、という女性が多いようです。膣がゆるむということは、パートナーにとってみれば、しまりが悪くなったということ。しまりを改善することは、パートナーの満足度向上だけではなく、ご自身の感度アップや尿漏れ防止などにも役立ちます。
膣ヒアルロン酸注入で、しまりの良い膣を目指してみてはいかがでしょうか。
なぜ膣ヒアルロン酸でしまりが改善するのか
膣ヒアルロン酸を注入することで、多くの場合、しまりが改善します。ヒアルロン酸としまりの関係について、以下3つを確認してみましょう。
ヒアルロン酸の保水力
ヒアルロン酸は高い保水力で知られる成分。ヒアルロン酸が存在する部分には水分が集まり、ふくらみや弾力が生まれます。
この保水力を利用した施術が、膣の緩みに対するヒアルロン酸注入。加齢や出産でゆるんだ膣壁の内部にヒアルロン酸を入れることで、膣のふくらみや弾力の向上を図る施術です。膣にふくらみが生まれれば、その分だけ膣道が狭くなるため、パートナーにとってみれば「しまりが良くなった」と感じることでしょう。
ちなみにヒアルロン酸の保水力・保水量は、ヒアルロン酸1gに対して水6ℓと言われています。
潤いが増すことで粘膜がふっくら
加齢などによりゆるんだ膣は、往々にして粘膜が乾燥しています。粘膜が乾燥した状態では、パートナーは膣との密着度を強く得られず、しまりがゆるいと感じることでしょう。
膣壁の内部にヒアルロン酸を注入すると、その高い保水力の影響により、膣の中の潤いが向上。この潤い効果によりパートナーは膣との密着度が高まったように感じ、結果として「しまりが良くなった」との実感につながります。
骨盤底筋と併用する相乗効果
膣ヒアルロン酸により、多くのパートナーは「しまりが良くなった」と感じるはずですが、さらにしまりを良くしたい方には、骨盤底筋トレーニング(いわゆる膣トレ)を並行して行うようおすすめします。
骨盤底筋とは、骨盤の底にある筋肉群の総称。これら筋肉群を鍛えることで様々な好影響を得られますが、その1つが膣のタイトニング効果であることから、一般に「膣トレ」と呼ばれています。
しまりの向上のため膣ヒアルロン酸注入を受ける方は、ぜひ膣トレも併せて行ってみてください。
治療の流れ
膣ヒアルロン酸の治療の大きな流れを確認しましょう。
カウンセリング
治療の契約を交わす前に、必ず医師のカウンセリングを受けるようにしましょう。
「パートナーの満足度を上げたいので膣のしまりを良くしたい」という希望は、なかなか伝えにくいかもしれませんが、率直に相談してもらったほうが、医師としては的確な助言ができます。恥ずかしがらず、希望をオブラートで隠さず、ストレートに伝えましょう。
できれば膣の状態も確認してもらい、膣ヒアルロン酸が自分に適しているか、他の治療法を検討したほうが良いか等々、納得できるまで何でも相談してみましょう。
施術前の準備
膣ヒアルロン酸の注入に向け、いくつかの準備が行われます。たとえば、感染症リスクへの対応や適切な麻酔の用意です。
感染症リスクへの対応としては、陰部の剃毛や消毒など。麻酔については、局所麻酔のほかに表面麻酔や笑気麻酔、静脈内鎮静などの併用が検討され、適切な麻酔が準備されます。
ヒアルロン酸注入
準備が整ったら、ヒアルロン酸の注入が行われます。
製剤の注入に使用する器具は、極細針を取り付けた注射器、またはカニューレなど。施術時間は10~30分程度となります。
なお、注入するヒアルロン酸の量は膣の状態や仕上がりの希望に応じて変わりますが、注入量の微調整に慣れていない医師が施術を行った場合、期待した仕上がりにならない恐れもあります。プチ整形ながらも高い技術力が要求される施術なので、経験豊富な医師の施術を受けるよう推奨します。
アフターケア
膣ヒアルロン酸は体への侵襲が低い施術なので、何らかの特別なアフターケアは必要ありません。腫れや赤み、出血が見られたとしても、一般的には1~2日ほどで治まるので、過度に心配する必要はないでしょう。
シャワーは施術当日からOK。性交渉や激しい運動は数日~1週間ほど控えるようにしましょう。
なお、術後の状態には個人差があるため、必ず医師の指示を守るようにしてください。
効果の持続期間とメンテナンス
効果の目安
体内に注入されたヒアルロン酸は、時間をかけて少しずつ体に吸収され、いずれは無くなってしまいます。効果が半永久的に続くわけではない点は、よく理解しておきましょう。
膣の個人差や使用するヒアルロン酸製剤の違いにより、効果の持続期間は異なりますが、一般的に膣ヒアルロン酸に期待される効果の持続期間は数か月~1年ほどと言われています。
定期的な再注入の検討
施術後、数か月から1年ほどで効果が薄れてしまうため、以後も引き続き効果を得たい場合には、ヒアルロン酸の再注入を検討する必要があります。効果が薄れるサイクル期間に応じて定期的にヒアルロン酸を注入すれば、半永久的な効果を維持できるでしょう。
定期的に注入することを手間に感じる方は、1度の施術で半永久的効果が期待できる外科手術を検討したほうが良いかもしれません。
生活習慣の見直し
ヒアルロン酸のみに頼った場合、その効果の持続期間は最長で1年程度となりますが、先にご紹介した骨盤底筋トレーニング(膣トレ)や姿勢改善などを並行して行えば、より長期間にわたり効果を維持しやすくなります。
骨盤底筋トレーニングは、膣のタイトニングのほかにも、便秘の緩和や睡眠の改善などにも良いとされています。健康維持のためにも、ぜひ続けていきたいトレーニングです。
リスクと副作用
膣ヒアルロン酸のリスクや副作用について確認してみましょう。
一般的な副作用
膣にヒアルロン酸を注入することで、軽い腫れや赤み、内出血などが起こることもあります。
これらはヒアルロン酸注入の副作用ですが、ごく一般的に見られる軽度な副作用なので、過度に不安を感じる必要はありません。通常は数日で症状が治まります。
なお、数日たっても症状が治まらず、むしろ悪化してきた感があれば、何らかのトラブルが起こっている可能性もあります。速やかに医師まで相談しましょう。
まれに起こる合併症
膣ヒアルロン酸でまれに起こる副作用として、アレルギー反応や感染症、血管塞栓などがあります。
これらの副作用は、理屈の上では起こりうるとは言え、一般的に見られるものではありません。ただし、発症する可能性はゼロではなく、もし発症した場合は容体が重篤になる恐れがあることから、施術前の医師とのカウンセリングで十分にリスクを確認しておきましょう。
婦人科検診で映り込む可能性
注入した部位や量にもよりますが、婦人科健診の際、膣に注入したヒアルロン酸がCTやMRI、エコーなどに映り込む可能性があります。ヒアルロン酸が映り込んだ画像を見て、医師は粘膜下腫瘍などと誤診してしまう恐れがあるので、検診時には、医師へ膣ヒアルロン酸を注入している旨を事前申告しておいがほうが良いでしょう。
他の治療法との比較
膣のしまり改善につながる治療には、膣ヒアルロン酸以外にもいくつかあります。代表的な3つを見てみましょう。
手術による膣縮小
膣の一部にメスを入れ、粘膜や筋肉を集めるように縫合する外科手術です。大きな個人差なく高い効果が得られ、かつ効果は半永久的に持続する点で、根本的な解決を目指す方には理想的な治療法となるかもしれません。
ただし、外科手術である以上はダウンタイムが長め。パートナーとの性交渉は1か月ほど出来なくなるため、場合によっては、手術を受けたことがパートナーにばれるかもしれません。ヒアルロン酸に比べて高額な治療費がかかることも理解しておく必要があります。
マシンによる治療(レーザー・RF・HIFUなど)
レーザー機器などのマシンを使って膣内にエネルギーを照射し、コラーゲン生成を促して膣にふくらみを増やす施術も人気です。急に効果の現れる膣ヒアルロン酸とは異なり、マシンによる治療は少しずつ効果が現れていくため、パートナーにばれる可能性は低いでしょう。ダウンタイムはほとんどないので、日常生活への制限もほとんどありません。
ただし、膣の状態によっては1回の施術だけで期待した効果を得られないこともあります。複数回の施術が必要になれば、想定以上の費用がかかるかもしれません。
骨盤底筋トレーニング
治療とは異なりますが、骨盤底筋トレーニング(膣トレ)も、膣のしまり改善に効果的と言われています。
クリニックに通う必要がなく自宅で手軽に行えるので、基本的に費用は0円。ヒアルロン酸注入と併せて行うことで、膣のしまり効果が高まるとされています。
ただし骨盤底筋トレーニングは筋トレの一種であることから、その効果を実感するには一定の期間が必要。継続して行うためのモチベーション維持も重要になります。
Q&Aセクション
施術後、すぐに効果を感じられますか?
多くの場合、施術による腫れが落ち着いた頃から効果を実感しやすくなります。腫れが落ち着く時期には個人差がありますが、通常は施術から数日~1週間後となります。
痛みやダウンタイムはどのくらい?
局所麻酔を行ってからヒアルロン酸を注入するため、施術時の痛みはほとんどありません。術後数日ほど、痛みほどではない違和感が残ることもあります。
ダウンタイムはほとんどありません。性交渉や激しい運動などの制限は数日ほどありますが、ほとんどの場合、一般的な日常生活であれば翌日から可能です。
パートナーにばれる可能性は?
外見上の変化はほとんどないので、見た目でパートナーにばれる可能性はないでしょう。
ただし、ダウンタイム終了後に性交渉を再開させた際、パートナーは「締まりが良くなったのでは?」という変化を感じる可能性が高いでしょう。締まりが良くなった理由を事後的に言うか、事前に伝えておくか、または最後まで白を切るかは、施術を受ける本人の判断によります。
まとめ
膣ヒアルロン酸注入は、膣のしまり改善のための有効な治療法の1つ。外科手術とは異なり、ダウンタイムが短く外見上の変化もないため、パートナーに気付かれにくいというメリットもあります。
膣ヒアルロン酸とあわせて、マシンでの治療や骨盤底筋トレーニングも並行すれば、より高い効果を得られることでしょう。しまりを改善することで、パートナーの満足度向上だけではなく、自分の感度アップも期待できます。
ただし、膣の状態によっては、必ずしも膣ヒアルロン酸が適切な治療法とは限りません。他の選択肢も踏まえつつ、医師にじっくりと相談して自分に適した治療法を見つけるようにしましょう。







