膣ナラ(ちなら)原因と解決策は?
膣ナラでお悩みの女性はいませんか?彼と一緒のときに膣ナラが気になる方もいるでしょう。
しかし!悩んでいるのはあなただけではありませんし、恥ずかしいことでもありません。この記事を読み進めて、膣ナラの原因と防ぐための対策方法について理解しましょう。
膣ナラとは?
膣ナラとは、膣に入った空気が「おなら」のように出てしまう生理現象のことをいいます。医学的には「膣排気音」や「クイーフ現象」とも呼ばれます。膣ナラは、腸内で発生するおならとは異なり、単純に空気が膣から出る現象です。
膣ナラの原因
膣ナラが起こる原因は大きく分けて2つのシチュエーションに分けられます。
腹圧がかかることで起きる
ヨガやストレッチを行っているときに膣ナラが気になるという女性も多いでしょう。腹圧がかかるポーズを取ると、膣に空気が入ることがあり、姿勢を戻すときに音が発生します。これは生理現象であり、おならのように止めることはできません。
性行為中に起きる
性行為中、膣にペニスや指が挿入される際、少なからず空気が膣に入ります。挿入の角度や体位、動きの速さによって空気の量が異なり、特に動きが激しい場合には空気が多く入り込みやすいです。
また、膣とペニスの密着度が高いほど膣ナラは発生しやすいと言われています。これは感度が高まっていることの表れであり、性行為中に起こる膣ナラは、実はお互いの相性が良い証拠とも言えるのです。
膣ナラが生じやすい状況
膣ナラは以下の状況で生じやすいとされています。
1. 性交時
- 激しいピストン運動: 性交中の激しい動きで空気が膣内に入り込みます。
- 体位の変化: 体位を変えるときに膣内に空気が入り、音が発生することがあります。
2. タンポンや月経カップの使用時
- 挿入・取り出し時: タンポンや月経カップを挿入・取り出す際に空気が入り込み、音が発生することがあります。
3. ヨガやエクササイズ中
- 特定のポーズ: 骨盤が高くなるポーズや膣が弛緩する姿勢で空気が入りやすくなります。
4. 出産後
- 骨盤底筋の緩み: 出産により骨盤底筋が弱まり、膣内に空気が入りやすくなります。
5. 更年期
- ホルモンバランスの変化: エストロゲンの減少により膣壁が薄くなり、膣内に空気が入りやすくなることがあります。
膣ナラが起こりやすい人の特徴
膣ナラは主に骨盤底筋の機能低下や骨盤周辺の負担が原因となります。以下の特徴がある方は膣ナラが起こりやすいと言えます。
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骨盤底筋への負荷
- 妊娠・出産、便秘、加齢などで筋肉が緩む。
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筋力低下
- 運動不足や加齢による全身および骨盤底筋の衰え。
- 骨盤の歪み
- 姿勢の悪さ(反り腰や猫背)や生活習慣による影響。
これらの要因によって骨盤底筋の健康が損なわれ、膣に空気が入りやすい状態が作られてしまいます。対策として、骨盤底筋トレーニングや生活習慣の改善が鍵です。
膣ナラを防ぐ対策方法
膣ナラを「恥ずかしい」「できることなら避けたい」と思う方におすすめなのが、「骨盤底筋群」を鍛えることです。
骨盤底筋群を鍛えることで膣の締まりを改善し、尿漏れの予防にもつながります。いわゆる「膣トレ」はダイエット効果もあり、一石二鳥です。以下にいくつかの具体的なトレーニング方法を紹介します。
スクワットなどの筋トレ
スクワットは骨盤底筋群を鍛えるのに効果的です。立ったまま行えるので、場所を選びません。
- 両足を肩幅に広げ、足の指先は少し外側に向けて立ちます。
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息を吸いながら、ゆっくりと腰を下ろします。
- このとき、骨盤底筋群を意識してお尻を締めるようにしましょう(おならを我慢するような感覚です)。
- 息を吐きながら、元の姿勢に戻ります。
これを3回繰り返して1セットとし、1日3回を目標に行ってみましょう。
ヨガ
ヨガには骨盤底筋群を鍛えるポーズも多くあります。
- 猫のポーズ
- 橋のポーズ
- ダウンドッグ
どのポーズでも、お尻を締めて骨盤底筋群を意識しながら呼吸をすることがポイントです。ベッドの上でも行えるので、朝起きたときや夜寝る前に取り入れてみましょう。
LCインナーボール
「ラブコスメ」から販売されているLCインナーボールは、膣トレのために開発されました。
使い方はとても簡単です。インナーボールを1つ膣に挿入し、約10分間、下腹部に力を入れることを意識するだけです。慣れてきたら2つ挿入しても良いでしょう。医療用素材が使用されているので安心して使用できます。
まとめ
膣ナラの原因とその対策について解説しました。
性行為中の膣ナラは、お互いの感度が高まっている証拠とも言えます。しかし、それでも膣ナラが恥ずかしい、エクササイズ中の膣ナラが気になるという方は、骨盤底筋群を鍛えて膣を引き締めることを目指しましょう。
デリケートな悩みであるため、気になる方は産婦人科医や形成外科医に相談することもお勧めします。